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[ 2009-08-07 ]

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  ◆□◆【Motown21レター《Vol.186号》09年08月07日(金)】◆□◆  
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      Presented by Motown21 http://www.motown21.com      
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 Motown21レター読者の皆様、こんにちは。 
 
 8月7日、今日は「バナナの日」ですね。一時「バナナダイエット」などが
 流行りましたが、バナナって栄養的にも健康的にも良い果物なんですね。
 バナナのことを知るには⇒http://www.banana.co.jp/index.html
 
 ところで、皆さん川喜田二郎先生ってごご存知ですか?地理学者、文化人類
 学者で登山家でもある文学士川喜田先生は、「KJ法」の生みの親です。その
 先生が7月8日に89才で永眠につかれました。心よりご冥福をお祈り申し上
 げます。
 
 KJ法は、先生の名前の頭文字から付けられた問題解決技法・発想法であり、
 そして情報整理技法で、日本3大発想法(KJ法の他に、中山正和さんのNM
 法、市川亀久弥さんの等価変換理論、ET法とも言う)の一つです。
 
 研修会などでグループ討議の結論をまとめるときに使ったりして、私的には
 よく利用させていただきました。少なからず、私の仕事の上では無くてはな
 らない技法の一つでした。皆様の会社でも、社員の意見を集約する場合や、
 新商品開発時にKJ法を使ってみてください。重宝しますよ。
 KJ法による発想法⇒http://www.crew.sfc.keio.ac.jp/lecture/kj/kj.html
 
                         Motown21レター担当者
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┃新┃コ┃ー┃ナ┃ー┃ス┃タ┃ー┃ト┃!┃
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 異業種(カーアフター業界以外)の実践現場から経営革新、人材育成、生産
 性向上、販売促進、CS事例などレベルアップのヒントを探るために、当サ
 イトで「ISO」「環境ISO」で執筆頂いていますコンサルタントの板賀先生の
 指導事例をご紹介する実践学習コーナーがスタートいたしました。
 
 経営環境が厳しい折、異業種から学ぶことも多々あります。是非、ご一読く
 ださい。⇒http://www.motown21.com/Tsubo/igyosyu/
 ご感想お待ちしています。
 
 板賀先生のコナー
 ☆ISO  ⇒http://www.motown21.com/Tsubo/Keiei_ISO_01/
 ☆環境ISO⇒http://www.motown21.com/Tsubo/kankyou_ISO_1/
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■Motown21レター特集
 「H20年度 分解整備業実態調査からの報告」

□更新情報(更新月日)
 ・技術革新:新技術(7/21)
 ・人を育てる・活かす(7/27)
 ・技術革新:整備作業編(7/29)
 ・話題を追って(7/30)
 ・顧客拡大支援(8/01)
 ・経営のツボ:異業種に学ぶこんなこと&あんなこと(8/05)
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┣□    【H20年度 分解整備業実態調査からの報告】
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┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫Motown21レター特集┣┛

  先月国交省から「平成20年度 自動車分解整備業実態調査」の報告
  書が公表されました。総整備売上高は、5兆7,720億円でした。こ
  れは前年比-3.0%で2年連続のマイナスという結果です。特に、前年
  に続いてディーラーの落ち込みが大きく影響しました。
  
  
1.構造的不況色を強める

 実態調査の概要は下表のとおりです。2年連続のマイナス成長について、報
 告書の概要では、燃料費の高騰と保有台数の減少が重なったことが要因とし
 て上げています。つまり、市場が縮小したことによるマイナス成長と読め、
 構造的な要因と言っているのです。
 
             【主要項目の実績−1】
 ┌──────┬───────┬────────┬────────┐
 │ 調査項目 │  平成7年  │平成19年(7年比) │平成20年(19年比)│
 ├──────┼───────┼────────┼────────┤
 │整備売上高 │   65,693 │ 59,524 (86.7)│ 57,720 (97.0)│
 │ 専業工場 │    24,373│ 21,594 (88.6)│ 22,738(105.3)│
 │ ディーラー│    26,051│ 27,355(105.0)│ 25,585 (93.5)│
 ├──────┼───────┼────────┼────────┤
 │工場数   │ 83,198 │ 89,203 (107.2)│ 90,518 (101.5)│
 │ 専業工場 │ 46,853│ 54,191(115.7)│ 55,141(101.8)│
 │ ディーラー│ 15,857│ 16,226(102.3)│ 16,228(100.0)│
 ├──────┼───────┼────────┼────────┤
 │保有台数  │ 68,104│ 79,236(116.3)│ 79,080(99.8)│
 │換算保有台数│ 72,868│ 81,740(112.2)│ 81,312(99.5)│
 └──────┴───────┴────────┴────────┘
              売上高は億円、工場数は工場、保有台数は千台
              
 平成19年度においては、ディーラーの一人負けの状況でしたが、20年度は、
 専業工場の一人勝ちで、兼業工場、ディーラーともに前年比マイナスでした。
 専業工場が伸びた要因として「事故整備」があります。事故整備は、前年比
 +28.5%と大きく伸びました。
 
 これは、鈑金工場が積極的に認証取得を行い、その実績が反映されたもので
 はないかと推測します。また、従来の認証工場で板金塗装を外注依頼してい
 たのが、自社内で処理する工場が増えてきたことなども要因と思われます。
 
 現に、私の知り合い工場複数社が小キズなどの軽板金程度は、自社工場内で
 作業するようになっています。そのうち1社は、作業量が増えて毎日残業を
 行って凌ぐぐらいに好調ということです。
 
 ディーラーのマイナス要因は、車検売上の減少が大きく影響しています。デ
 ィーラーは、作業別売上で全て前年比マイナスでしたが、中でも車検売上は
 一番大きく売上を落とし、前年比でマイナス9.7%となっています。車検FC店
 やカーショップの車検価格に対抗できなかったことと推測します。
 
 その証拠に09年版自動車ディーラー・ビジョン(以下、09ビジョン)で、デ
 ィーラーの整備価格イメージ調査では、一般整備工場と比べてやや高いと思
 う・かなり高いと思うを合わせると49%のがそうだと回答しています。
 
 さて、上記の表から、業態別の工場数シェアと売上シェアを見てみると、下
 記のようになります。
 
               平成7年    平成20年
     工場シェア  専業工場 56.3%    60.1%
            ディーラー19.1%    17.9%
    --------------------------------------------------
     売上シェア  専業工場 37.1%    39.4%
            ディーラー39.7%    44.3%

 工場シェアでは、専業工場は工場数を平成7年以降拡大を続けています。因
 みに平成7年で46,853工場が、平成20年では55,141工場となり、8,288工場
 (117.7%%)も増えています。一方のディーラーは、平成20年で16,228工場
 となり平成7年比で371工場(102.3%)の増加となっています。
 
 売上シェアは、ディーラーは平成7年と比べて4.6%拡大、専業工場も同様に
 2.3%の拡大となりました。整備売上高は、ディーラーは2年連続マイナス、
 専業工場は2年連続プラスであってもディーラーの勢力はまだまだ強いもの
 があります。
 
 09ビジョンでも、ディーラーは「技術力で高い信頼があり」それを基盤に、
 高価格イメージを払拭するための努力、例えば、車検見積を一式提示方式で
 はなく、細かく項目表示をして丁寧に説明するなどの対策が不可欠としてい
 ます。
 
 
2.待遇改善と間接要員の適数確保が必要

 労務関係は、下表のとおりです。
 
             【主要項目の実績−2】
 ┌──────┬───────┬────────┬────────┐
 │ 調査項目 │  平成7年  │平成19年(7年比) │平成20年(19年比)│
 ├──────┼───────┼────────┼────────┤
 │整備要員給与│    3,803 │ 3,794 (99.7)│ 3,724 (98.2)│
 │ 専業工場 │     3,835│ 3,533 (92.1)│ 3,472(98.3)│
 │ ディーラー│     3,661│ 4,271(116.7)│ 4,135(96.8)│
 ├──────┼───────┼────────┼────────┤
 │整備要員年齢│ 35.9 │ 41.4 (115.3)│ 41.7 (100.7)│
 │ 専業工場 │ 40.4 │ 46.7(115.5)│ 47.1(100.8)│
 │ ディーラー│ 27.5 │ 31.9(116.0)│ 32.1(100.6)│
 ├──────┼───────┼────────┼────────┤
 │年齢当り給与│ 105.9 │ 91.6  (86.5)│ 89.3  (97.5)│
 │ 専業工場 │ 94.9│ 75.7 (79.8)│ 73.7 (97.4)│
 │ ディーラー│ 133.1│ 133.9(100.6)│ 128.8 (96.2)│
 └──────┴───────┴────────┴────────┘
                         給与は千円、年齢は才
               
 上記の表で注目したいのが「1才当りの給与」です。平成20年で比べてみる
 と、専業工場とディーラーの差は実に55千円の差があります。ディーラーは、
 残業が多い分が給与額に差が出ているとはいえ、余りにも差が大きすぎます。
 
 また、総額においても663千円(平成20年)の差があります。専業工場47.1才
 で年間給与3,500千円というのは、いかがなものでしょうか?一つの目安とし
 て1才10万円、47歳であれば年間給与4,700千円を支給するのはいかがですか。
 
 4,700千円の給与に必要な粗利益は、労働分配率58%で計算すると約8,100千
 円、業界平均である粗利率60%とすると、必要整備売上高は13,500千円です。
 現在の実績が11,490千円ですから、その差2,010千円、月額約170千円です。
 月間22日稼働は1日当たり77千円です。
 
 1時間分の作業量を増やすことで可能な給与となります。本メルマガで何度
 か触れていますが、専門学校の定員割れが深刻になる中で、優秀な人材を確
 保し定着化させていくには、世間並またはそれ以上の給与水準が必要です。
 
 さて、価格競争からCS競争が熱く展開されている中で、メカニックのフロ
 ントマン化や間接要員の手厚いフォローが必要な現在ですが、間接員を見て
 みると次の通りです。

                平成7年    平成20年
     工場当たり    専業工場 1.4人   1.1人
     間接要員数    ディーラー3.2人    3.1人
    --------------------------------------------------
     整備要員当たり  専業工場 0.37人   0.29人
     間接要員数    ディーラー0.45人   0.45人
 
 多ければいいというわけではありませんが、前述の通りフォローの手厚さや
 間接業務の迅速さ、あるいはメカニックの稼働率などで判断すれば、一定の
 間接要員は必要です。適正数というものはありませんが、今までの指導経験
 から判断してメカニック2.5人に間接要員1人は必要と思われます。
 
 上記の割合を、整備要員当たり間接員に直してみると0.4人となります。専業
 工場では少ない判断になりますし、ディーラーでは多いという判断です。従
 って、専業工場で指定工場であれば要員緩和を巧みに使い、メカニックを減
 らし、その分フロント要員に異動させて対顧客対策を密にすべきです。
 
 7月の新車販売は前年と同じ程度の台数が確保できましたが、エコ減税や補
 助金によるテコ入れ効果によるものであり、手放しで喜べる状況でありませ
 ん。早くも継続して支援が必要という声などがそれを証明しています。
 
 貨物の保有台数が減り、やがて乗用車の保有台数も減ることが予測されてい
 ます。外部要因が原因で3年連続でマイナスにならないためにも、よりきめ
 細かい顧客対応と提案による需要の創造で、客単価アップを図りつつ囲い込
 みの加速を上げていくことが求められています。
 
 
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【編集後記】
 
 整備売上高が2年連続でマイナス成長。特にディーラーの落ち込みが大きい
 ですね。対前年ー6.3%、その前年も-6.7%、この2年間で2,580億円もダウン
 です。
 
 新車が不振とは言え、あまりにも大きな落ち込み幅ですね。このまま黙って
 いるとは思えません。少し新車販売が持ち直し、サービス対策、中でも価格
 施策が整ってくれば、前年プラスは期待できるのでしょうね。
 
 ディーラーにも頑張ってほしいし、専業工場にも引き続き頑張ってほしいで
 すね。暑さ厳しい折ですが、お盆休みをしっかり取って、後半にダッシュし
 ましょう。
 
                      Motown21スタッフ カク★☆
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【発行人】山本 覚 【編集人】村谷 良子 後藤 晃芳(株式会社アミー)
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