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[ 2015-03-20 ]

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│     【Motown21レター《Vol.319号》15年03月20日(金)】      │
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│      Presented by Motown21 http://www.motown21.com      │
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 読者の皆様、こんにちは。
 
 今日の日刊自の一面に、自工会が19日付で発表した2015年度の販売見通しが
 掲載されていました。
 
 それによると、14年度見込み(527万5千台)と比べてマイナス15.4%の499万
 1,900台とし、4年ぶりの500万台割れを予想しています。
 
 特に、軽自動車が14年度比でマイナス12.4%の190万台、と4年ぶりのマイナ
 スを予想しています。これは、軽自動車税増税前の駆け込み需要からの反動
 減が発生することが原因としています。
 
 大手企業を中心に大幅なベースアップで春闘が賑わっていますが、2015年度
 においては、消費者の懐具合が暖かくならないようです。
 
 新車販売のマイナス成長につられて、整備需要も厳しさがより鮮明になるこ
 とも、予想されるところですが、平成26年度の実績は、プラス1.8%と二年連
 続でプラス成長となる明るいニュースでした。
 
 市場の動向に一喜一憂することなく、経営目標達成のための内なる敵と戦い、
 克ち残って欲しいものです。
 
 
 がんばれ、東北!
 がんばろう、日本!
 
                         Motown21スタッフ一同
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 今┃号┃の┃ご┃案┃内┃
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  ■Motown21レター特集
  ┗「前年比1.8%増の整備売上に!」
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┃:::::::::::::::::::::::◆Motown21レター特集◆:::::::::::::::::::::::┃
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  ┃         【前年比1.8%増の整備売上に!】       ┃
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  ┃毎年、1月中旬ごろに「自動車分解整備業実態調査結果の概要」が日┃
  ┃整連から公表されます。                    ┃
  ┃平成26年度は、前年に続いて1.8%、952億円のプラスでした。業態別┃
  ┃では、全業態がプラスとなり、とても喜ばしい限りです。     ┃
  ┃この成長を支えているのが「保有台数」です。26年度は前値と比べて┃
  ┃80,273千台(平成25年3月末)となり100.8%、648千台の増加です。┃
  ┃僅かではありますが、保有台数は着実に増えています。こうした市場┃
  ┃の拡大と工場の増加(前年比+202工場)などが相まって、2年連続 ┃
  ┃でプラス成長となっています。                 ┃
  ┃このデータが元になって「整備白書」が編集されて整備業界の統計デ┃
  ┃一タになります。しかし、整備白書を読み込んでいる業界人は極僅か┃
  ┃しかいません。私が担当するセミナーなどで、白書を購入している方┃
  ┃に挙手をして貰っていますが、ザックリと見て1割を下回るような感┃
  ┃じです。データを自社と比較すれば、強み弱みが見えてきますよね。┃
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1.主たる平成26年度の実績値

 自動車分解整備業実態調査結果の主たる実績値は、以下の通りでした。
 
          整備売上高   工場数  整備要員 一人当たり
                       年齢   売上高
 A.整備専業   20,968(+3.2)  57,043  48.8 10,174
 B.整備兼業    6,555(+2.0)  15,181  45.1 10,868
 C.ディーラー  25,195(+0.4)  16,179  34.1 21,905
 D.業界合計   55,169(+1.8) 92,135 43.8 13,822
  ※1、単位=売上高:億円、年齢:才、一人当たり売上高:千円
  ※2、業界合計には下記の「自家工場」の実績値も含んでいます。
 
 因みに自家工場の整備売上高は2,451億円(+3.7)、工場数は3,732工場となっ
 ています。
 
 保有台数は80,273千台(+0.8)となり、648千台、一工場当たり7台の増加と
 なりました。単純平均台当たり整備単価は68,727円(+0.9)、637円の増加とな
 りました。
 
 前年の整備売上高伸び率は+2.3%と比べると下がったようになっていますが、
 工賃の値上げ率は前年が±0、H26年度は「ー0.7」でしたので、実質成長率
 は2.5%程度となり、H25年度実績の伸び率よりも高いことになります。
 
 で、気になるのが工賃値上げ率が下がったことです。H20年以降で値上率が
 下がったのは、H26年度だけで、他の年度は下記の通り全てプラスです。
 
      H20年  H21年  H22年  H23年  H24年  H25年
 値上げ率 +0.5 +0.3 +1.0 +0.8 +0.8 ±0.0
 
 H26年度は下げ率も大きいように思えます。下がった要因は、値引なのかレ
 ーバーレートを下げたのか、はっきりしませんがとても気になるところです。
 
 価格競争、つまり顧客争奪戦がより激しくなってきていることが伺える値上
 率の結果といえます。
 
 保有台数が減少する局面では、さらに価格競争が激しくなることも予想され
 ますので、コストの見直しは喫緊の課題といえます。
 
 特に、消費税率のアップや政府の物価上昇誘導政策などによって、物件費は
 黙ってても上がります。ましてや人件費は、昇給ムードがプンプンですので、
 整備業界も頑張って賃上げの方向に行かざるをえません。
 
 したがって、勘定科目ごとの費用の見直し、節約を全社挙げて行うことです。
 また、人件費も従来の年功給という属人給から脱皮し、本当の意味の成果給
 であり、能力給を導入することが待ったなしではないでしょうか。
 
 作業別では、
 ・車検整備:21,682(+3.3、+700億円)
 ・点検整備: 3,199(+9.2、+270 〃)
 ・事故整備:12,303(-3.4、-438 〃)
 ・一般整備:17,985(+2.4、+420 〃)
 
 となり、唯一「事故整備」だけがマイナス成長でした。これは、衝突被害軽
 減ブレーキの普及などの要因が考えられます。
 
 この装置は今後はエアーバッグのように「標準装備」になることは間違いない
 ところですから、益々事故は減り事故整備も減っていくことでしょう。
 
 本装置の先駆者的な某メーカー系列のディーラーでは、事故鈑金が2割も減
 ったといった噂話が真実味を増すような実績値といえます。
 
 
2.生産性は

 整備要員一人当たりの生産性及び賃金は下記の通りです。
 
         整備売上高  年間給与  年齢  一歳当たり  推定労
           給与    働分配率
 A.整備専業  10,174    3,504    48.8 71.6 57.4
 B.整備兼業  10,868    3,661 45.1 81.8 56.1
 C.ディーラー 21,905    4,342 34.1 136.6 33.0
  ※1.単位=売上高・給与:千円、年齢:歳、労働分配率:%
  ※2.労働分配率は、粗利益率を60%として求めた値です。
  
 専業の前年の労働分配率は58.8%ですので、1.4%改善されたことになります。
 整備要員の年齢は、三業態平均で+0.3歳のアップとなりました。業態別では、
 専業工場が+0.2歳、兼業工場が+0.4歳、ディーラーが+0.3歳となっています。
 
 専業工場では、50歳に手が届くところまで来ていて、整備要員の新陳代謝が
 進んでいません。
 
 人手不足は深刻な状態となっています。最近会う経営者に、人材についての
 話を聞くと、異口同音に、「募集しても応募がない」といいます。少し前だ
 ったら、応募はあったといいますから、本当に深刻な状態です。
 
 これは、整備要員に限らず事務員においても同様の様相だといいます。募集
 に際して「経験者歓迎」というのではなく「未経験者大歓迎」として、自社
 で育てることにシフトしていく時期ではないでしょうか。
 
 ある工場で働く21歳の3級整備士は、高校卒業で入社し3級資格を取得し、
 ハツラツと働いています。こうしたケースを見ていると、中途採用の経験者
 よりも「素直」であり「真面目」さでは優れています。
 
 年齢当たりの給与は、ディーラーと専業・兼業工場では5万円前後の開きが
 あります。こうしたところも、専業・兼業工場であるモータース店の人手不
 足の原因があるように思えます。
 
 法定整備の依存度は45.1%でした。前年は44.1%でしたので1%アップした
 ことになります。脱法定需要が叫ばれて久しいですが、いまだに法定需要頼
 りの経営が続いています。
 
 一般整備を中心とした「需要の深耕」が今後は強く求められるところです。
 それは、顧客とのつながり強化にもなります。
 
 そのためにも、「後日整備」の管理を徹底することです。さすれば、その個
 客だけの「定期点検」になるのです。
 
 後日整備によって従来の「定期点検」の入庫増も期待できます。生産性アッ
 プには後日整備が唯一の商品と思います。


                      Motown21スタッフ カク★☆
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【編集後記】
 
 ナゼ「整備白書」を読まなんでしょうか?というか買わないんでしょうか?
 2千円も出せばお釣りがもらえます。
 
 白書のデータによって、自社の位置づけや強み弱みが見えてきます。そこか
 ら何が課題かも探ることもできます。
 
 僅かな投資(投資というか疑問ですが)で、経営のかじ取りの参考になる白
 書を毎年必ず買って読むことをお奨めいたします。
 
 また、「自整業の経営指針」も経営者は必ず読むことです。PLやBSのデ
 ータがつぶさに掲載されています。
 
 自社の経営品質を探るためにもぜひお読みください。
 

                      Motown21スタッフ カク★☆
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