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[ 2015-04-03 ]

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│     【Motown21レター《Vol.320号》15年04月03日(金)】      │
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│      Presented by Motown21 http://www.motown21.com      │
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 読者の皆様、こんにちは。
 
 日産が「NISSEN(ニッセン自動車)」に社名変更、 浴槽付きフォルクスワー
 ゲン「バス」、「炊飯器」搭載アウディ&「畳シート」も、なんてジョーク
 がエイプリルフール特設ページを設けて話題となっていました。
 
 そんな中で、アマゾンが電気自動車を販売!なんてのもあり、これもエイプ
 リルフールかと思いきや、実際に「BMW i3」の販売に乗り出したとのこと。
 
 今日までどの程度の実績があるのか、今後出てくるのか分かりませんが、自
 動車のネット通販が、それなりに進んでいくように感じます。
 
 さて、2014年度の新車販売台数(登録車と軽自動車の合計)は、前年比6.9%
 減の529万7110台(登録車312万3980台、軽自動車217万3130台)で、3年連続
 の500万台超えではありましたが、消費税増税の影響が長く尾を引いた実績で
 した。
 
 特に、1〜3月の各単月は駆け込みで高水準だった前年実績もあっ、て2桁
 減で推移したのが大きく影響しました。
 
 今年はモーターショーの開催年でもあり、回復を期待したいところですが、
 業界では、本年実績比でマイナス予測を見込んでいます。景気の回復が進む
 のでしょうが、少子化や高齢化の影響は避けれなない状況ですね。
 
 がんばれ、東北!
 がんばろう、日本!
 
                         Motown21スタッフ一同
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 今┃号┃の┃ご┃案┃内┃
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  ■Motown21レター特集
  ┗「年功給を変えませんか?」
   
  ■更新情報(更新月日)
  ┗話題を追って(03/24)  
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┃:::::::::::::::::::::::◆Motown21レター特集◆:::::::::::::::::::::::┃
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  ┃          【年功給を変えませんか?】         ┃
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  ┃トヨタ自動車は、昨年を1,300円上回る4,000円、日産はトヨタを上回┃
  ┃る5,000円を労働組合に提示し妥結しました。従業員全体の基本給な ┃
  ┃どを引き上げる「ベースアップ」と、年齢や勤続年数に応じて基本給┃
  ┃等が上がる「定期昇給」を合わせた額は、正社員の平均で月額6,944 ┃
  ┃円となりました。これは、去年の同じ時期と比べて449円の増加とな ┃
  ┃ました。                           ┃
  ┃このうち、従業員300人未満の中小企業1,216組合の賃上げ額は平均で┃
  ┃月額5,185円で、去年の同じ時期を375円上回っています。また、被正┃
  ┃規労働者は、時給で去年をおおよそ6円上回る18円余りの引き上げで┃
  ┃月給は去年より1,046円高い4,237円の大幅な引き上げとなりました。┃
  ┃さて、整備業はどのような額で妥結をするのでしょうか?ベースアッ┃
  ┃プをするのか、定期昇給だけにするのか、経営者の悩みは深く大きく┃
  ┃なるばかりです。そこで、従来の年功給型賃金制の見直しをして総額┃
  ┃賃金を抑えつつ、従業員の納得性が高い賃金制度にする時期です。 ┃
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1.賃金の意味と年功給

 賃金とは、一言で言えば「労働の対価」です。労働の価値に応じて支払われ
 るべき報酬です。
 
 因みに、労働基準法では、「賃金、給料、手当、賞与その他名称を問わず、
 労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものを賃金(労基法第11
 条)」と定義しています。
 
 労働の対価、つまり仕事した分を支払うということです。社員は全員仕事を
 していますので、賃金が皆同じかといえば、バラバラです。その意味で賃金
 は、平等ではなく「公平」だからバラバラなのです。
 
 公平とは、仕事の重み、難易度、成果、経験などで賃金の額が変わるという
 ことです。引取・納車だけの仕事と、接客し整備提案して売上を決める仕事
 では、賃金が違うことが当たり前のことなのです。
 
 こうしたことから、賃金は企業風土や経営者の人事労務理念が強く反映され
 たものなのです。平たく言えば、経営方針に連動した支払いがなされるもの
 といえます。

 公平に支払わられる賃金は、
  A.対価に連動していること、
  B.ゆとりある生活を保障するもの、
  C.そして安定して支払われるもの、
 という3つの要件を満たす必要があります。
 対価に連動とは、何を評価するのかを明確にすることです。仕事の結果なの
 か、プロセスなのか、経験なのか、はたまた保有能力なのかです。
 
 労働の対価を、長年その事に携わって積んだ経験。長年の訓練で得た技術と
 したのが年功給です。
 
 年功給とは、年齢、勤続年数、学歴など属人要素、いわゆる「年功」によっ
 て支給額を決定する制度です。年功は、職場の経験が長くなることによって、
 仕事の習熟度、熟達度が向上し、経験値による効果的な業務遂行が可能にな
 り、成果創出に寄与する、といった考え方をベースとしています。
 
 日本経済の発展をささえてきた伝統的賃金制度です。基本的に、前年の賃金
 に定期昇給分(年齢給や勤続給)を加算して当年の賃金が決まりますので、
 給料が減るという仕組はありません。
 
 これは、右肩上がりの経済に支えられて、企業業績も同じように年々歳々伸
 びていくことを前提にしているからです。

 メリットとして、
  ・年齢や勤続は極めて客観的な基準で、主観により見方が変わることが無い
  ・そのため、基準を決めたら運用は極めてシンプル
  ・配属の有利不利も無い
  ・年齢や経験を積むことで、人間として成長し、正しい判断や行動が取れ
   るようになる

 デメリットとしては、
  ・頑張っても頑張らなくても給与が変わらないなら、頑張ろうという人の
   やる気をそぐ危険性がある
  ・会社業績にかかわらず社員の年齢や勤続が進むと人件費がかさむため、
   特に不況の時には、会社の負担が重くなる
 
 
2.これからの整備業の賃金制度とは

 年功給制度に「能力」を加味した「職能給制度」があります。整備業などで
 は主流になっている賃金制度です。
 
 職能給制度は、年功給のように「学歴」「年齢」「勤続年数」「技能」「勤
 務成績」など属人要素を包括的に考慮して決定するのではなく、属人的要素
 と職務能力を分け、属人部分は、自動的に昇給し、職務能力部分は、「何が
 できる」、あるいは「何々の能力がある」という仕事の遂行「能力」を評価
 して、決定します。
 
 一見すると「能力給」に見えますが、実のところ年功給の色合いが強いのも
 事実です。また、職務能力と成果が一致しないなど職務給制度に綻びが目立
 ち、見直す企業がバブル崩壊以降増えています。
 
 その代表が「職務給制度」です。担当している職務(職種)の価値を決め、
 賃金を決定する制度です。仕事給あるいは役割給という場合もあります。

 メカニック職は○○円、事務職は○○円などと、職種や担当している仕事で
 賃金が決まっています。スーパーのレジ係りは時給いくらとあるのが、身近
 な職務給です。学歴や技能、経験などの属人的な部分で賃金が決まることは
 ありません。
 
 注目される理由として「人件費の抑制」が第一に挙げられます。職務給は、
 同じ職種に在籍している限り賃金は変わりません。より高い賃金を求めるの
 であれば、その高い賃金の職種に就くことになります。
 
 第二の理由として「運用がシンプル」ということです。職務が同じであれば
 年齢やバックグランドに関係なく、賃金は同一となりますし、毎年の定期昇
 給も基本的にはありませんので、運用が比較的容易です。一度職種の価値
 (賃金)を決めてしまえば、それに沿って給与計算をするだけです。
 
 この職務給を整備業に導入するにあたっては、職務給一本にするのではなく、
 年功給的要素の「職能給」をある程度加味した複線型の賃金制度の設計が必
 要と考えます。
 
 その理由は、メカニック職やフロント職などは、経験(年功)に裏打ちされ
 た技能によって、成果が左右される度合いが高いからです。
 
 技能の部分を「職能等級基準」に明確化し、経験3年目のメカニックに必要
 な技能・能力を示し、それを評価し、賃金に反映させることです。自己啓発
 を活発にさせるためにも、職能給部分は残した制度を作ることです。
 
 
 ご意見ご感想をお寄せください。

                      Motown21スタッフ カク★☆
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 ☆話題を追って:業界@info「2015年春闘、自動車・部品とも2年連続ベア」
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【編集後記】
 
 賃金制度は、企業の数ほどにある、と感じています。基本形は、年功給や職
 能給ですが、評価の方法や手当の項目などは実に様々です。
 
 特に手当は「調整」の弁的な役割があり、基本給はA君より多く出せないが、
 勤勉手当としてA君の支給額と調整する、なんてことは日常的に行われてい
 て、経営者の創意工夫の痕跡を見ることができます。
 
 個人的には、賃金はシンプルであるべき、と考えています。そのシンプルを
 労使双方が納得できるものを、制度にすべきですね。
 
 難しのも事実ですけどね。
 
 
                      Motown21スタッフ カク★☆
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