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[ 2018-06-08 ]

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     自動車整備業&車販業のCS経営をコンサルタントする     
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     【Motown21レター《Vol.387号》2018年06月08日(金)】    
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      Presented by Motown21 http://www.motown21.com      
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 読者の皆様 こんにちは。
 
 百年に一度の大変革、というフレーズが自動車業界では当たり前のように使
 われるようになっています。
 
 車検だ、カーリースだ、などと現場で働いている者にとって、ピンときにく
 いことですが、カーメーカーの川上から変わり始めてきています。
 
 川下にいるカーアフター業界(カーライフ業界)にも、タイムラグがありま
 すが、変革は間違いなくやってくるでしょう。
 
 それは、街の時計屋さんが歩んだ道のりに似ているような気がしてなりませ
 ん。その昔、時計は街の時計屋さんから買うものでしたが、家電量販店が格
 安(街の時計屋さんよりも)で売るようになると、客足は自然と遠のいてい
 きました。
 
 だったら修理で稼げば、ということで修理に精を出しましたが、時計がクオ
 ーツになり、故障ががくんと減ってしまい、修理ではやり繰りができない状
 況になりました。
 
 しからば、電池交換で、ということでしたが、電池交換は今ではホームセン
 ターなどで行われるようになり、この需要もとられてしまい、気がつけば街
 の時計屋さんが無くなってしまいました。
 
 クルマは幸いにして、修理以外にも商売のタネが沢山あります。そのタネを
 早く植えて花を咲かせ、実を収穫できるように誰よりも早く体制を整えたと
 整備工場が生き残っていくのではないでしょうか・・・・。
 
 
 がんばれ、東北!
 がんばろう、日本!
 
─────────────────────────Motown21スタッフ一同
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━●今号のご案内●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■Motown21レター特集
 「整備業の働き方改革の、続きの続き」

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             ◆Motown21レター特集◆           
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  ┃      【整備業の働き方改革の、続きの続き】       ┃
  ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
  ┃整備業の働き方改革の三つ「女性の活用」「離職者の防止」「生産性┃
  ┃向上」の中でどれを優先させるのか?              ┃
  ┃働き手不足による人手の確保という視点でとらえれば、女性の活用や┃
  ┃離職者の防止が直感的に優先すべき事項となりますが、それが正解な┃
  ┃なのかどうか、じっくりと見極める必要があります。       ┃
  ┃三つ同時に進めることができればこれに越したことはありませんが、┃
  ┃二兎追うものは・・・・、ということもありますので、ここは優先す┃
  ┃るテーマを絞ることではないでしょうか?            ┃
  ┃では、どれを優先すべきか。ズバリ「生産性向上」です。生産性向上┃
  ┃と一口に言っても間口は多岐にわたりますし、奥行のそれなりに深い┃
  ┃ものがありますので、的を絞ることが着実に成果を手に出来ます。 ┃
  ┃ナゼ、生産性向上が優先するのか?それは、生産性向上を図るには、┃
  ┃女性の活用に欠かせない、作業の標準化が不可欠であり、一挙両得の┃
  ┃成果が期待できます。                     ┃
  ┃また、離職者の防止においても、保有能力・技能の明確化は、生産性┃
  ┃向上には付いて回るテーマでもあります。そして、処遇改善も生産性┃
  ┃向上によって、可能になります。                ┃
  ┃人手の確保対策ということで、補充のための要員採用は必要ではあり┃
  ┃ますが、それが唯一の手段ではありません。短絡的回避的な手段では┃
  ┃なく、根本的本質的な解決の手段は「生産性向上」なのです。   ┃
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1.生産性向上で要員補充は必要ない
 
 48,000千円の工賃目標を6名のメカニックでスタート切ろうとした矢先に、
 メカニック1名が退職をしてしまった。
 
 さぁ〜大変だ!ということで経営者はハローワークに走り、求人票を提出し
 てきました。
 
 その後、応募を待ち続けましたが問い合わせもありません。焦った経営者は
 採用条件の給与を3万円アップし求人票を書き直しましたが、それでも応募
 はありません。
 
 そうこうしているうちに新年度はスタートし、入庫は順調にあり現場はてん
 てこ舞いの状況で、残業が多くなっています。
 
 現場からは、早く補充をして欲しい。これ以上残業が続いたら体調を悪くし
 かねない。といった声が日増しに強くなってきています。
 
 困った経営者は、定年退職した元従業員に連絡を取り、週2〜3日、朝10時
 から16時までアルバイトして欲しいと懇願して、何とかいイエスの返事をも
 らいホットしたところです。
 
 よくある話しで、当社も変わらないな〜、なんて思っている経営者の方も多
 くいるのではないでしょうか。
 
 退職イコール補充(採用)という行動は、ある意味必然ではありますが、こ
 こは、生産性を改善する「働き方改革」のチャンスが与えられたと、前向き
 に捉え、残った5名のメカニックと共に、現場改革に挑戦してみてはいかが
 でしょうか。
 
 48,000千円、レーバーレート8,000円、メカニック6名、稼働率50%とする
 と、必要な直接作業時間(整備作業に必要な時間)は、6,000時間(48,000
 千円÷8,000円)となります。
 
 稼働率が50%ですから、実労働時間は12,000時間(6,000時間÷50%)です。
 稼働日数250日、メカニック一人の年間実労働時間2,000時間(一日8時間×
 250日)とすると、メカニックは6名(12,000時間÷2,000時間)必要となり
 ます。
 
 48,000千円を6名のメカニックでこなしていくという計画は、自然な計画と
 言えます。因みに、月間工賃生産性は667千円(48,000千円÷12か月÷6名)
 です。専業工場の平均が426千円(平成29年白書)から見れば20万円以上も
 高いことを考えれば、とても生産性は良い会社です。
 
 だけど、退職者の補充という発想を捨てて、働き方改革を真剣に考えれば、
 この会社の生産性は、もっと高まるし処遇面等にも好循環をもたらすこと
 間違いありません。
 
 以下の通り、生産性の条件を変えてみると、生産性改善という働き方改革が
 どれだけ必要かが見えてきます。
 
 必要直接
 作業時間  作業効率  直接作業時間  目標稼働率  必要実働時間
 6,000時間  100%    6,000時間   50%     12,000時間
 同上    120%    5,000時間   60%     8,333時間
 同上    130%    4,615時間   同上     7,692時間
 同上    140%    4,286時間   同上     7,143時間
 
 となります。年間実働時間を2,000時間とすると、必要メカニック数は、上
 から6人、4.1人、3.8人、3.5人となります。上下の差は2.5人となります。
 整備要員の平均年間給与額は、専業兼業平均で3,573千円ですから、2.5人で
 すとなんと約8,933千円低くなります。
 
 少なくても1名の補充をしなければ、年間で約3,600千円の節約になり、そ
 の分の営業利益が増えるということです。
 
 つまり、数字で判断すれば、1名の補充は必要ないことになります。皆様は
 どう判断されますか?
 
 
2.稼働率よりも作業効率改善が優先すべきテーマ
 
 上記で計算したように生産性の改善(改革ともいえる)は、以下の通りの成
 果が得られる魔法のような取り組みです。
 
                     ┌───────┐     
                   ┌─┤労働力の節約 │     
                   │ ├───────┤     
                   ├─┤利益率のアップ│     
 ┌──────┐ ┌───────┐│ ├───────┤     
 │生産性の改革├─┤二大指標の向上├┼─┤賃金のアップ │     
 └──────┘ └───────┘│ ├───────┤     
                   ├─┤整備品質アップ│     
                   │ ├───────┤     
                   └─┤環境に優しい │     
                     └───────┘     
                                   
 稼働率もターゲットにしたいところですが、社内だけで完結する「作業効率」
 をメインターゲットとすることです。
 
 その理由は、作業の標準化や必要な能力・技能なども改めることになり、一
 挙両得的な取り組みだからです。
 
 では、作業効率改善の着眼点は、技能力、作業環境、作業標準化、作業指示、
 そして労働意欲の5つです。
 
 中でも作業環境、作業標準化、作業指示は作業効率の三大要件と言えますの
 で、優先して取り組むことです。
 
 技能力は、作業環境や作業標準化が完成した時点で、指導することです。た
 だし、機械工具の使い方などの指導は、積極的に行っていくことです。
 
 技能等が向上することは、労働意欲にも繋がっていきますので、先輩の中か
 ら育成当番的な役割担う者を設け、体系的な取り組みとしていきたいことろ
 です。
 
 
 
                      Motown21スタッフ カク★☆
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□■【編集後記】
 
 トヨタ自動車は、自動車製造会社からモビリティ―カンパニーに変身すると、
 豊田社長が決算発表で高らかに宣言をしました。
 
 その背景にあるのが「百年に一度の大変革」というものです。AIだIOT
 だ、というように通信技術などの発達で、世の中ががらりと変わることに対
 する危機意識があります。
 
 自動車の故障予知を自動車自らが行う仕組が目の前に迫っています。当然、
 そうなれば、ナビが新車ディーラーに誘導していくことになります。
 
 つまり、ナビに表示されない整備工場は淘汰の対象とってもいいのかも知れ
 ませんネ。
 
 大変な時代になります・・・・・。
 
 
                      Motown21スタッフ カク★☆
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