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[ 2018-07-20 ]

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     自動車整備業&車販業のCS経営をコンサルタントする     
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     【Motown21レター《Vol.388号》2018年07月20日(金)】    
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      Presented by Motown21 http://www.motown21.com      
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 読者の皆様 こんにちは。
 
 このたびの西日本を中心とした平成30年7月豪雨におきまして、被災された
 皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、一日も早い復旧を心よりお祈り
 申し上げます。
 
 
 駅で電車を待っているだけでも汗が噴き出てくる酷暑が続いていますが、皆
 様お変わりございませんか。
 
 熱中症のニュースが多く散見されますが、無理をせず、喉が渇く前に一口に
 水を飲むことや、なるべく日陰で休憩を取るようにして、体調維持に努めて
 ください。
 
 
 がんばれ、東北!
 がんばろう、日本!
 
─────────────────────────Motown21スタッフ一同
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━●今号のご案内●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■Motown21レター特集
 「レーバーレートは正しく設定すべし!」

 ■更新情報
  ・話題を追って(07/18)」
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             ◆Motown21レター特集◆           
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ┃      【レーバーレートは正しく設定すべし!】      ┃
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  ┃「主文、本件上告を棄却する」4月26日、最高裁判所第一小法廷は5┃
  ┃人の裁判官が全員一致で三井住友海上火災保険側の上告を棄却した、┃
  ┃というニュースが流れてきました。               ┃
  ┃関心を持って読まれた方も多いいと思います。これは、ある鈑金塗装┃
  ┃工場A社が上記の損保会社を相手とって起こした裁判の判決です。 ┃
  ┃3年に及ぶ裁判の結果、A社主張の8000円が認められ、損保会社が主┃
  ┃張したレーバーレート6640円が退けられたのです。        ┃
  ┃この種の裁判は過去にもあったと聞いています。その判決は原告であ┃
  ┃る鈑金塗装業者の主張がことごとく退けられてきた経緯があります。┃
  ┃今回の裁判では、原告敗訴の流れを断ち切る大きな意味を持った勝訴┃
  ┃ではなかったかと思います。                  ┃
  ┃それは、データーの重要性と経営計画の必要性ではないかと、私は思┃
  ┃っています。                         ┃
  ┃損保に対して○○円のレーバーレートでなければ経営できない、と声┃
  ┃だかに主張しても、その根拠が確固たる信頼があるデーターであり計┃
  ┃算が合理的でなければ、願望的な叫びでしかないのです。     ┃
  ┃では、信頼に足りるデーターとは何なのか。計算はどうなのか、につ┃
  ┃いてみてみます。                       ┃
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     ┻┻                       ┻┻


1.経営計画はレーバーレートの設定がフィニッシュ
 
 計画経営は、経営計画がスタートです。
 計画経営とは、5年先程度の中期の自社のあるべき姿を明確にして、より合
 理的かつ効果的な経営を推進することです。平たく言えば「ビジョン」です。
 
 特に、百年に一度の大変革の時代にあっては、より計画経営が必要になって
 いると言えます。
 
 豊田章男社長が「従来の延長線上にある成り行きの未来」と決別し、自分た
 ちの手で切りひらく未来」を選択し、トヨタを「自動車をつくる会社」から、
 「モビリティ・カンパニー」にモデルチェンジすることを決断いたしました。
 「モビリティ・カンパニー」とは、世界中の人々の「移動」に関わるあらゆ
 るサービスを提供する会社です。」と、決算発表時に述べ、明確なビジョン
 示しました。
 
 このビジョン達成に向けて2018年の経営計画が策定され、その推進によって
 ビジョンに近づく(達成に)ことができるのです。
 
 つまり、年度経営計画は、その年のことだけではなく、ビジョンに向かって
 歩んでいくための一年なのです。
 
 その年度経営計画は、利益計画、物件費計画、人件費計画、粗利益計画、粗
 利益率計画、売上高計画のそれぞれの計画を手順的に作成することになりま
 すが、これで計画が終わりではありません。
 
 整備業や車体整備業では、もう一つ大事な計画があります。それが「レーバ
 ーレート計画」です。
 
 逆転的に言えば、このレーバーレート計画を策定するために、前述のそれぞ
 れの計画があると言えるのです。
 
 なぜレーバーレートまで計画をする必要があるのか?それは、労賃(技術料)
 の単価がレーバーレートだからです。
 
 労賃は、働いた時間(整備作業した時間=直接作業時間)に対する一時間当
 たりの労働価値が「請求単価=レーバーレート」です。
 
 このレーバーレートは、生産性や費用、そして利益によって会社ごとにまち
 まちであるのが普通です。しかし、根拠に基づくレーバーレートを算出しな
 いがために、「地域相場レート」が存在し、それを使って工賃請求をしてい
 るのが実態です。
 
 地域相場的なレーバーレートを使って利益が出るのか、全く分からない中で
 工賃を請求し、一年〆てみたら赤字だったら、悲劇であると同時に、ある意
 味「自業自得」で、経営者のどんぶり勘定経営を攻められても仕方がないこと
 です。
 
 
2.なぜ裁判に勝訴したのか
 
 レバーレートの金額で争った本裁判は、結果的に主張通り8千円/Hという
 工賃が認められましたが、A社の代表は「8千円という金額以上に算出根拠が
 認められたことが意義あることだ」と述べています。
 
 A社の社長がある車体協青年部の支部長の時に、縁があってセミナーを担当
 した時に、経営計画の立て方やレーバーレートの算出方法などをレクチャー
 したことがあり、そのことが今回の裁判に少なからず役立っているのではな
 いかと勝手に思っているところです。
 
 A社の社長は、多分ですがセミナーで学んだことを下敷きにして、さらに勉
 強し独自の経営計画の立て方を構築し、それに沿って求めた8千円が裁判で
 認められたということです。
 
 毎年地道に経営計画を過去実績などのデータや将来予測をはじき出し、それ
 らからレーバーレートを求めた上で、損保会社に8千円を認めてもらおうと
 交渉を重ねたが認められなかったゆえに、最後の手段として訴訟を起こした
 のではないかと推測します。
 
 経営は結果が全てではありますが、結果を得るために「計画」が必要である
 ことは衆目に一致するところです。
 
 しかし、まともに正しい経営計画を立てている会社がどれだけあるかと言え
 ば、とてもお寒い状況なのです。
 
 安売り競争が常態化している昨今だからこそ、コストの見直しは避けて通れ
 ません。だからこそ、計画が必要なのです。
 
 色々と過去の売上、利益、経費等のデータを揃えることや、稼働率を設定す
 ること等、経営計画を策定するには、手間暇かかりますが、経営者の最優先
 業務であり、管理項目なのです。
 
 貴社も希望のレーバーレートを望むのであれば、経営計画は必須なのです。
 
 
 
                      Motown21スタッフ カク★☆
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 今┃号┃の┃更┃新┃情┃報┃
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 ☆話題を追って:業界@info「トヨタがコネクテッドカーを本格展開」
   ⇒http://motown21.com/Topics/Gyokai_145/
======================================================================□■【編集後記】
 いや〜この暑さ、たまりません。
  まだ7月の中旬、夏休みに入ったばかりだというのに・・・・。
 
 今回の特集のレーバーレートについて、私が色々な会場でレクチャーしてき
 たことが認められたようにも感じて、とても感慨深いニュースでした。
 
 私のレクチャー内容が認められたのでしょうが、会場で受講した方々がどれ
 だけ実践しているのかと言えば、多分1割にも満たないのでしょう。
 
 もっと実践していただけるように、精進していかなければと思います。
 
                       Motown21スタッフ カク★☆
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