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[ 2019-10-11 ]

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     自動車整備業&車販業のCS経営をコンサルタントする     
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     【Motown21レター《Vol.403号》2019年10月11日(金)】    
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      Presented by Motown21 http://www.motown21.com      
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 こんにちは。ご愛読ありがとうございます。
 
 超が着くほどの台風が日本に上陸しそうです。
 関東方面には、今晩から明日の午前中が風と雨のピークになりそうです。
 とても気になりますし、被害を減らすための備えを進める必要があります。
 
 東日本大震災以降、自助7:共助2:公助1、と防災の心得として言われて
 きましたが、最近は防災ではなく「減災」に重きを置くようになり、自助8:
 共助1.5:公助0.5、と言われ、自助が強く意識されています。
 
 災害を防ぐことは出来ませんが、被害の程度を少なくすることは、備えさえ
 しっかりできていれば、十分可能だと思います。
 
 その意味で、最近の自助の比率の高まりは良いことだと思います。今度の台
 風19号にも悔いが残らないように自宅はもちろんですが、会社においても出
 来ることはやりつくすことが大事です。
 

━●今号のご案内●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■Motown21レター特集
 「特定整備認証制度、中間報告について」
 
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                ■特集■               
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  整備業界や鈑金塗装業界等に大きな影響を与える「特定整備」に関する
  認証基準などが中間報告と言う形で、公表されました。
  
  ポイントは、3つあります。
  一つが、新認証制度が創設されることです。いわゆるエーミングが認証
  制度の下で事業として出来るようになることです。
  
  二つ目が、定期点検整備に「OBDの診断の状態」という新しい点検項
  目が追加されることです。定期点検ですから1年ごとに点検することに
  なります。
  
  三つ目が、OBD車検の対象が2021年以降の新型乗用車、バス、トラッ
  クが対象となることです。
  
  その他として、「特定整備事業者」という新しい標識が出来ることです。
  これによりユーザーが特定整備業者であることが判るようになることで
  す。
  
  公表された新認証に関する認証基準の内容は、今まで各地で発信してき
  たセミナー内容とほぼ沿っていて、大きく外さなかったことに安堵して
  います。
  
  それぞれの詳細は後述しますが、私的には定期点検に新しい点検項目が
  追加されたことが驚きです。
  
  実施時期がOBD車検よりも早くなりますし、対象となる自動車も2021
  年以降の新型車ではなく、今現在街中を走っている自動車(大型特殊自
  動車等一部が対象外)が対象となることです。
  
  ホボホボ保有台数である7千万台が対象となりるので、ユーザーへの告
  知など社内体制作りが急がれます。
  
  いずれにしても改正車両法に関する詳細が公表されましたので、フォロ
  ーの風を受けるべく、しっかりと準備を整えていくことです。
  
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1.新認証基準の詳細
 
 気をもんでいた新認証基準の面積要件は、「電子制御装置点検整備作業場」
 と「同車両置き場」が要件となりました。
 
 対象とする車両によって寸法(縦×幅)が決められました。因みに大型自動
 車は16m×5m、普通乗用車は6m×2.5mとなりました。
 
 作業場はエーミング作業の特性でもありますが、「水平」が求められていま
 したが、今回の公表では「平滑」とされています。これは、多少床面がゆが
 んでいても良い、ということと理解します。
 
 この面積要件は、現認証工場は作業場の「兼用」が可能となりましたし、他
 の新認証工場の作業場の「共用」も可能となりました。
 
 指定工場は、検査ラインが兼用として認められることになりましたので、現
 認証工場も含めて、別途用地を確保する必要がないことになります。
 
 現在認証を持たなくて新たに新認証を取得する工場においては、「土地用途」
 が一つのハードルとなってきます。
 
 ご存知の通り整備工場の工場建設は、土地用途によって制約があり、一種住
 宅地では整備工場の建設が認められません。
 
 他の土地にしても、何らかの制約を受ける用途もありますので、場合によっ
 ては移転も検討しなければならなくなります。
 
 ツールについては、スキャンツール(機能調整が可能な機種)と水準器だけ
 になりました。ターゲットやアライメントテスターは要件とはなりませんで
 した。
 
 しかし、メーカー発行の整備書に基づいいてエーミング作業を実施すること
 になっていますので、整備書に〇〇ターゲット、アライメントテスターを使
 って、と書かれていたら揃えなければならないとなれば、これらが新認証の
 要件に入らなかったからと、もろ手を挙げて喜べないのではないでしょうか。
 
 整備(従業員)要員として、2名以上で、そのうち1名以上が1級整備士ま
 たは、二級整備士、車体整備士、自動車電気装置整備士で所定の講習を受講
 し、一定の技術を有した者が要件となています。
 
 なお、所定の講習については、法施行前でも開講できるようにする、とされ
 ていますので、振興会等から案内があれば一時でも早く申し込みをして、受
 講することをお勧めします。
 
 その他の要件として、FAINESに加入していることと、メーカー発行の
 整備要領書を揃えることが要件となっています。
 
 
2.定期点検の見直し

 定期点検に「OBDの診断の状態」という新しい点検項目が追加されます。
 当然ですが、記録簿に点検項目として記載され、それに基づいて点検整備
 を行うことになります。
 
 点検は、チェックランプ(警告灯)の点灯の有無を確認し、点灯している場
 合は、スキャンツールで診断し、メーカー発行の整備要領書に基づいて適正
 な整備を行わなければなりません。
 
 点検の範囲となる装置については、原動機、制動装置、アンチロックブレー
 キシステム、前方・側方エアーバック、衝突被害軽減制動制御装置、自動命
 令型操舵機能、及び自動運行装置で、特定整備よりもかなり範囲が広くなっ
 ています。
 
 この新点検の実施は、法施行後9か月以降とされていますので、最短で2021
 年の2月から実施となります。
 
 対象となる車両は、OBD検査とは別で今現在登録されている車両全て(大
 型特殊、牽引車、二輪を除く)です。
 
 このことから、全ての認証工場に関係することになりますので、OBD車検
 よりも準備を急がなければならないことになります。
 
 ユーザーへの告知はもちろん、スキャンツールによるトラブルシューティン
 グの習熟、FAINESを使た整備要領書の見方の習熟、そして料金設定や
 メニュー化などやるべきことが山積しています。
 
 結果的に、ユーザーがこのことで点検意識が高まって、点検を受ける割合が
 増えてくれると事業にとっては良いことです。


3.OBD車検の詳細
 
 これは、「車載式故障診断装置(OBD:On-board diagnostics)を活用し
 た自動車検査手法のあり方検討会」において検討された最終報告です。
 
 2021年以降(輸入車は2022年以降)の新型の乗用車、バス、トラックの運転
 支援装置、自動運転機能、排気ガス関係装置を対象に、保安基準に抵触する
 ような重大な故障にかかわる故障コード(特定DTC)が検出されないかど
 うかを検査時に確認(判定)することが、OBD車検としています。
 
 要は、特定DTCが記録されているかを車検時に判定することがOBD車検
 ということです。
 
 実際のOBD車検は2024年(輸入車は2025年)になりますので、5年後のこ
 とではありますが、明日からでも取り組みをすることは出来ますので、一歩
 でも早く準備をし、実施を見据えてプレスタートをしてもいいのではないで
 しょうか。
 
 現に5年前からOBD診断を有料で実施している工場もあり、この5年間で
 約一千万円の診断料(技術料)を売上として実績を積み上げています。
 
 車検時ということで、指定工場の場合は新認証を取得していないと「保安基
 準適合証」が交付できないということに決まりました。
 
 中間報告書には記述がありませんが、今現在指定整備において「外注」が出
 来る作業は、ガラス交換や鈑金作業、電装品整備などでこれは省令で明確に
 なっています。
 
 「エーミング作業」は分解整備になることを考えると、外注は「できない」、
 と判断できますので、この面からも指定工場は、新認証を取得し、エーミン
 グ作業が出来る作業環境、技能者を揃える必要があるものと思われます。
 
 一方、認証工場は外注に出すことができるし、特定DTCの確認をパスする
 ことが可能となっていますので、新認証の取得は必須ではないし、エーミン
 グ作業の環境を準備する必要もありません。
 
 しかし、事業の健全化や発展を描いているのであれば、新認証を取得し事業
 の幅を広げていくことをじっくりと考える必要があります。
 
 さぁ〜、これからの自社の事業を何にするのか(現状のままの事業、エーミ
 ング作業専門事業、その両方の事業)決め、早め早めの準備をすることが、
 生き残りの方策ではないでしょうか。
 
 
                      Motown21スタッフ カク★☆
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□■【編集後記】
 
 年々台風や豪雨が巨大化して、災害が大きくなってきていますね。
 
 こうした現象は地球温暖化が影響している、と言われています。
 
 CO2の排出削減は全世界で行っていくことが強く叫ばれています。
 
 プラスティックの使用を控えること、トイレットペーパーの使用量を控える
 ことなど日常生活や仕事の中でできることが多々あります。
 
 子どもから言われる前に、大人が進んで実行することですネ〜!
 
 
                      Motown21スタッフ カク★☆
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