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VOL.6 マスキング作業の品質向上とコスト削減策
1. マスキングビニールの使用方法と考え方

 わが社では、マスキングビニールは、炭酸カルシウム入りのビニールを使用しています。
 理由は単純明快に、作業スピードのアップと簡素化です。
 このビニールの使用により、小さな作業ですと、10分〜15分の時間で完了します。
 
同時に、オーバーミストの防止や、ミスト等による塗装面に付くゴミの防止、などに効果があります。(写真1)

使用するサイズは、使用前に1mで畳んであり、開いていくと4mになるロールと(写真2)、ハンドマスカーで使用し、開くと2mになるビニールを使っています。
使い分けとしては、基本的に本塗りの塗装時に大きいもの、サフェーサーなどの小さな作業時や、大きなロールで間に合わないパネルの保護に小さなものを使用します。

皆さんでもやっているとは思いますが、本塗り用に使用したビニールは、本塗りでの再利用はできません。それは、ゴミが付着するからです。従って、サフェーサーの塗装時や、下塗り作業、エンジンルームの塗装、などに再利用しています。そのために、本塗り後に剥がすときにキチンと畳んで保管し、使用したサイズをメーター単位で書きとめ、次回使用する車のサイズに合わせる目安にします。(写真3)
 使用上の注意は、車体が濡れた状態では使用せず、必ず乾いた状態で使用すること。濡れた状態ではビニールが反応し、車体の塗膜に曇りのような後が付いてしまいます。





 次に、全体にたるみが出ないようにキチンとハジハジを貼ること、また使っているガンや、塗料によって違いますが、ビニールを張る前に、車体全体の目張りをしてからビニールを貼ること。(写真4)これは、目張りをしていない部分からのミスト防止で、していないと、その付近が曇ってしまいます。


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