Motown21トップ技術革新 > 作業現場の智恵
VOL.11 見積もりの応用と、見落としがちな部分  No2
1. シーリング

シーリングについては、皆さん毎日色々な材料や技法等で、作業されていると思います。さてこの金額(料金)は、どこで請求されているか、お解かりでしょうか?
指数等をご理解している方は、当然ご存知でしょうが、実は各作業により、請求区分が分かれていて、少し面倒な請求金額ですね。内訳としては、
(1) 新品パネルの交換時
新品パネルの交換時は、交換工賃(指数)の中に、シーリングに対しての、工賃(工数)が含まれているそうです。個人的には、クエスチョンの解釈で、私個人の意見としては??…。そういうことだそうです。しかしながらこの中には、材料代は含まれておらず、請求としては、塗装指数のなかで、請求するのが、指数の考えかただそうです。
工賃は、脱着取替指数で請求し、材料は、塗装指数で請求するなんて、なんか変ですよね。ですが現実的にそういう構成だそうですから、それに従い、適切に運用するのが、懸命かと思います。
一つの出し方として、私は、パネルごとに請求し、一つ一つ明確化し、取りこぼしをなくし、見積もり上で、見やすくするよう、心がけています。
   例えば
左Frドア取替 13,300円
左Frドアシーリング 材料代 2,200円
左Rrドア取替 13,300円
左Rrドアシーリング 材料代 2,200円

というように、個別に請求するということです。
ちなみに、自研センターでは、リボンシーラーや、一液ウレタンシーラーなど各種最新の材料を使って、作業実測をしているようです。ですから、その作業に合わせた、材料の選択をし、その材料代を明確に、請求できるようにしたほうが、よいのではないかと、いう考えだそうです。内板骨格等もそれと同等の考え方だそうです。

(2) 修正部のシーリング
修正部のシーリングは、新品パネルのシーリングとは、考え方が違います。
指数では設定されません。理由は、修正パネルによって、作業量が違ってくるからです。ですから、その作業量により、工賃と材料代を別途請求するのが、考え方だそうです。またこの作業も、各パネルにより個別請求するのが、妥当だと思われます。
   例えば

右Frドア取替 13.300円
右Frドアシーリング 材料代 2.200円
右Rrドア鈑金 7.000円
右Rrドアシーリング 工賃 2.100円
右Rrドアシーリング    材料代 1.000円

というような、構成です。こちらも、各材料により、材料代の明確化をはかるようにできれば、いいと思います。  

(3) その他特殊なシーリング
その他特殊なシーリングが、大変見落とされがちな部分です。
どのような部分であるか、下記に書きます。

 1. クォーターホイールハウスのアウター部シーリング
 2. フロア内部波目形状のシーリング
 3. ストラットタワー部などの外観上の部分
 4. ロッカーパネル部などの、特殊な形状のシーリング

皆さんお気づきでしょうが、上記のシーリングは、最近の自動車に、特に特殊な形状で、塗布されています。そして大変難しく、外観上の重要なアクセントになり、ユーザーも大変目に付くところだと思います。
特にクォーターホイールハウスのシーリングは、最近のトヨタ車に、塗布され、作業者の悩みの種だと思われます。指数の作成時にも、このような特殊な形状なものはなく、ですから、このような特殊な形状なものの、指数の設定は、今後も考えていないそうです。
従って、このような形状のものは、別途請求の対象になるようです。ですから普通の指数の摘要のほかに、この特殊な部分の請求を別途請求するのが、定義になり、大変見落としがちな部分になります。



                                →  1   2  3  4   次ページへ