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VOL.14 ポリッシングの考えかたについて

3. スケール引き前のパネル鈑金の状態
スケール引きは、万能ではありません。
すべてのパネルや形に、対応はできません。技能や感覚、その後の熟練度合いによって、個々の差がはっきりと出てきてしまいます。その差は、鈑金の状態の見極めによるところが、多分にあると思います。


当然、鈑金の状態がいいほど、確実に使用度合いが、頻繁になるはずです。一言でいうと、上手な鈑金の状態ほど、絶対に楽なスケール引きが必ずできます。
そんなのは、わかっていると思う人がたくさんいると思います。かくいう私もその一人です。当然ですよね。


ですが、実はここでいういい鈑金の状態とは、一般的にいう、上手な鈑金の状態、綺麗に鉄板が叩かれている状態、というのともう一つ、違うファクターがあります。
そのもう一つとは、パネルが暴れていない状態です。パネルが暴れていない状態とは、パネルの凹凸、高いところと、低いところの差が少ない状態と、私は考えています。


当然のことですが、たいていの人は、手での判定でしか、鈑金の状態を見極めていません。ですから鈑金後、スケールなどで、必ず鈑金の状態を測定し、自社で使っているパテで、整形できる範囲を確実に把握し、整形できる段階になるまで、必ず鈑金する、ここが重要です。


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