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ECO CAR WORLD 2006


2006年6月3日〜4日、横浜赤レンガにて、「ECO CAR WORLD 2006」が開催された。
主催は環境省、独立行政法人環境再生機構、横浜市

同イベントは低公害車の普及促進を目的に毎年6月の環境月間に開催しているもので、今年で21回目。横浜市では今回で3回目の開催となる。

イベントでは、低公害車約80台が展示されたほか、燃料電池自動車エコドライブの効果を体験できる装置を装着した車両の試乗、低公害車や環境問題への理解を深めるイベント、アトラクションが実施された。
← おなじみエコカーのマスコット、アスカとアスミ

オープニングイベントでは、主催団体より、小池百合子環境省大臣、中田横浜市長、環境再生機構田中理事長からの
挨拶があった。

小池大臣環境省大臣

エコカーの裾野が広がっているのを実感しています。日本から世界への大きな発信となっていると感じます。
政府公用車も4000台が低公害車になりました。今後は消費者の皆さんにも、こうしたイベントでエコカーを知ってもらい、生活の中で取り入れて欲しいと思います。


中田横浜市長

横浜市で3回目を迎えるこのイベントで、今回は赤レンガから桜木町までの間を、天然ガス車で皆さまの送迎をいたします。横浜市ではバスの3割、ゴミ収集車の7割が低公害車となっています。
環境に関しては多角的に考えていくことが大切です。横浜ではゴミの分別でリサイクルとゴミの30%以上の削減に成功していますし、クールビズは2年目ですが、ノーネクタイは7年目を迎えます。


環境再生保全機構田中理事長

低公害車の技術進歩がめざましい。今後もこうしたフェアなどを通じて、普及に努めていきたいと思っています。



会場では、低公害車が7つに種別され、それぞれのゾーンに実車が展示されていた。

ハイブリッド自動車
(普及台数 約196,800台)

エコカーといえばハイブリッド自動車、というほど、認知度が高まってきた。
商業車の展示も多く、横浜市交通局から出展も。

トヨタのプリウス、レクサスのGS450h、ホンダのシビックハイブリッドなどが展示されていた。
電気自動車
(普及台数 約8500台)

展示台数12台のうち、実用車と、研究段階の車、四輪と二輪が入り混じっており、見た目も楽しめる展示構成になっていた。
今回小池大臣と中田市長が試乗したのも電気自動車(エリーカ:慶応義塾大学)。

試乗台数も多く、二輪車の説明には多くの人が聞き入っていた。

三菱自動車 COLT-EV
電気自動車はこのような、コンパクトでかわいい形の車も多かった。

動物園やゴルフ場などの移動によさそう。
低排出ガス車

今回の出展で一番展示が多かったのが「低排出ガス車」。
ほとんどが実用車で、ユーザーが次の乗用車を購入するときのいい指標になったのではないだろうか。

ヴィッツ、フィット、ステップワゴン、コルト、デミオなどなど、ファミリーカーやセカンドカーに良い車が充実。

二輪車にも人だかりが。
こちらの日野自動車のポンチョは小池環境大臣、中田横浜市長も説明を受けていた。
燃料電池自動車
(普及台数 約60台)

まだ実験・開発段階の燃料電池自動車だが、燃料を水素とした場合には、水しか排出しない究極のエコカー。

今後が注目される。
天然ガス自動車
(普及台数 27,605台)

天然ガス自動車は都市ガスの原料でもある天然ガスを燃料として走る。

軽自動車からトラック、バスまで幅広い車種があり、天然ガススタンド(エコステーション)も増えてきている(全国計311カ所)。
LPガス自動車
(普及台数 294,957台)

プロパンガスを燃料として走る自動車で、タクシーなど数多く普及している。
DME車

ジメチルエーテル(DME)は、天然ガスや石炭、バイオマスを原料に合成される燃料。硫黄酸化物やすすをまったく発生せず、環境負荷が小さい新しいエネルギー。
2010年の実用・量産化に向けて研究開発が進められている。


また、2日間を通して、小さい子供が遊べるスペースやブラスバンド、ショーなど様々なイベントが開催されていた。
楽しんでエコカーを知る、ECO CAR WORLD 2006だった。

      ↑環境戦隊ステレンジャー。ちびっこに大人気。ブラスバンドショーも大勢の人が詰め掛けていた。


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