Motown21トップ技術革新 > 作業現場の智恵
VOL.9 事故車の写真の撮り方
1. 概算見積もりを反映させる、事故車の作業前の撮影
   
前回も述べましたが、概算見積もりは、大変重要です。
お客様(個人ユーザー、修理業者、ディーラー、保険会社、その他すべて)に、作業着工前に、提示しなければなりません。そしてその中身を説明し、納得していただいた上で、パーツの発注や、作業の開始が始まります。その説明のさいに、概算見積もりを反映した写真があれば、より分かりやすい事前説明や事後説明に、大変役に立ちます。
従って、事故車の作業前の写真撮影は、できれば見積もり者自身が、できるだけ枚数を多く、概算見積もりに沿うことが肝心です。強調したい箇所をフォーカスし、色鉛筆や、マグネットのマーキングなどで、修正しなくてはいけない部分を判別しやすいように撮影できると、大変素晴らしいと思います。マスキングテープなどを使用して撮影する方もいますが、ダメージの度合いなどがあまり判別、強調できず、意味が無いと思います。
判別しやすい撮影方法を、以下に実際の写真で確認しましょう。

(全ての写真は、クリックすると
大きくなります)




(1)ナンバーを入れた大部分の撮影

(2)損傷部のアップの写真  

(3)損傷部斜め45℃からの写真  

(4)強調したい部分のアップの写真
  



この写真の見積もりは、(別表1)ですが、この程度の軽度の損傷でも、7枚の写真が必要になります。

皆さんは何枚程度の撮影をしていますか?比較的少ない方が多いのでは・・・。今回の事故車は、ご覧のとおり11時の方角からの入力で、FrフエンダーがFrドア方向に後退して、Frドアの先端の塗装がはげてしまっています。
この部分を強調し撮影することにより、ドアの損傷での塗装費用が、概算見積もりに反映されています。またヘッドランプモールの撮影で、レンズの損傷外での、ヘッドランプの損傷を確認しています。
くどいようですが、前記したように、デジカメは取り直しができ、枚数あたりの単価が、非常に安価ですので、確実な枚数の撮影、これが大事だと思います。


                                →  1   2  3    4    次ページへ