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VOL.9 事故車の写真の撮り方
2. 修理途中の中間写真

この作業中間の写真が非常に重要にもかかわらず皆さんが添付できないものの一つですね。当社も、作業中間写真を撮影し忘れて、大変苦労したこともあります。

作業中間の写真とは、作業中の大変重要な部分の写真や、概算見積もり提示の時点では、なかなか反映できず、かつ初期写真撮影でも、撮影できない部分などを補足することができます。どのような写真を撮影すれば、的確で、説明しやすく、かつ精算時の見積もりに反映できるか、私自身もいろいろ考えました。

この作業中間写真で一番重要且つ一番効率があったのは、作業者に責任をもって、作業の経過ごとに、詳細に撮影してもらうことが一番確実でした。前号でも述べましたが、当社では、車両1台ごとに、作業指示書と見積り書を添付しています。それを見ながら作業するのですから、どこが重要なのか、作業者は一目で確実にわかるはずです。そして余分目に撮影してもらい、不要なものは削除すればいいだけのことです。

中間に撮影しなければいけない作業は、お金になる部分がすべてなのですね。ですからその作業を怠ってしまうと、せっかく努力や苦労をした部分が、水の泡になってしまい、売り上げにも響いてしまいますね。ですから、作業時の中間写真は、鈑金や塗装作業の重要事項で、云わばこれも修理作業の一項目と位置づけることが重要なことです。
絶対に撮影しなければいけない部分などは、作業表に明記して、連絡事項として書き記しておけば、忘れることはありません。

その撮影の仕方、例えば撮影時の角度、目線の高さなど撮影時の約束事について、皆で確認しあって確実に効率的に撮影できるようにすることも重要なことです。

以下に、事例をあげます。



(1)パネル交換時前のパーツを
   はずした写真


   (全ての写真は、クリックすると大きくなります)
 


(2)溶接パネルをはずした写真


(3)引き作業等をしている写真
 


(4)フレーム修正前のダメージ
   計測の写真
 


(5)フレーム修正中の写真


(6)マスキング等の写真


上記以外にも、まだまだ必要な写真はありますよね。それらも多数撮影できれば、なおよいと思います。


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