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VOL23  外板パネル修理の基礎知識  その2

今回も、前回に引き続き外板パネルの修正について、書かせていただきます。
まず、結論からはっきりいいます。かなり乱暴に感じるでしょうが、我慢して読んでください。

昨今の外板パネルの補修に関しては、第一条件として、「極力人間の手を加えない。」これが、私が出した結論です。決してハンマリングするなとか、修理するなとか、そういったことではなく、ベテランの職人さんのように、必要最低限の手の入れ方で、作業すると言うことです。

上手な作業者ほど、ハンマーで叩く回数を少なくし、二次損傷による、パネルの伸びを極力抑えているからです。最近のパネルは、厚みがかなり薄くなり、ラインの数も減り、損傷によるドラミング(パネルの暴れ)が出やすいはずです。それを追っかけすぎて、損傷範囲が広がり、下地処理の範囲を広げてしまって、雷を落とされている若い作業者をよく見かけます。

つまり、外板パネル修理の応用は、絶対にありません。新しい車の修理、低価格車の修理は、技術者の技量と、感覚 知恵 経験、これが最大限必要になってきています。
私などより、年配の職人さんのほうが、上手に修理している人も、たくさんいるはずです。
ですから今回は、我流になってしまうかもしれないですが、少し目をつぶって読んでください。



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