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VOL.4 合理的な材料費の求め方
今回は、以前からの流れと少し趣向をかえて、材料費(主に塗装)の管理や、材料代について、書かせていただきたいと思います。

みなさん、最近の塗装料金及びに塗装材料費について、どんな思いをもっているでしょうか?
最近の原油高騰で、月々の材料代の仕入れ価格が確実に上がっていませんか?当社でも、同様に2割〜3割ほど塗装材料代が上がっています。
他人事のように、書いていますが、結構大変な問題ですよね。当社には、この件についてだいぶ以前からメーカーや良心的な塗料販売店から、値上げの打診があり、覚悟というか、整理がついていたので、問題なく対応ができています。
なぜ塗料販売店などが当社に対して、自分たちにとって不利な情報を、事前に通達してくれたのかは、実は理由があります。その理由は、だいぶ以前から当社は、塗料販売店に対して、常に使用している塗料の原価表の提示を要請していました。なぜかというと、自社の塗装材料費の原価計算をするようになっていたからです。ですから、料金が変わるたびに、原価表をもらっていました。

なぜこのような、細かい数字を、気にしているようになったのかは、塗装指数に原因があります。皆さんも使用している、使用していないに関わらず、この指数を目にしたことがあると思います。細かい内容は今回触れませんが、その中の材料代はどうしていますか?ほとんど100%の人が、実額(実際に使用した材料の金額)ではなく、塗装料金に対して一定割合で材料費を求めていると思います。
ご承知のとおり、以前の塗装指数では、指数表の中に、実額で料金が出ていました。それが公正取引委員会に価格協定(談合)との指摘をうけ、その後に実額表示でなく、「物差し(目安)」として、割合という形で表示されたと、いうのが実情です。

その目安とされる「割合」が、「これ変じゃないの」と私は思ってしまいました。
中身としては、ソリッドカラーからスリーコートや高機能塗装まで、基本的には、揃っているように見えますが、その中でも重要な、取替パーツの塗装材料代と、修正パーツの差や、カラーの中でも色による染まりの違い、赤や白、黒などの値段の違いなどです。
例えば、ソリッドの同じパーツを片方が赤の新品パーツを塗装し、もう一方は、白の1/2修正塗装をした時の塗装材料代が、殆ど変わらないと言うのが、「変だなー」と感じたところです。そこで、独自できちんとした、自社の材料費計算を考えるようになりました。


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